https://news.yahoo.co.jp/articles/c4fc68eefd958bba519a85be034db33bd567a7d0

「大人は灯油缶、背負うんですか?」ランドセルを軽くするアイデア商品に批判殺到→小学生の反論がキレキレ

ランドセルの重さ、体感90%軽減します――。2022年4月に発売した、小学生による小学生のための発明品「さんぽセル」。
2本のスティックをランドセルに取り付けることで、通常のように背負うだけでなく、キャリーバッグのように転がせるようにもなるというアイデア商品です。
近年、小学生が使う教科書や資料集が増加・大型化し、それらを持ち運ぶランドセルの重さも問題となっています。
小学1年生の平均体重が20キロのところ、通学時のランドセルの重さは6キロにもなると言われ、成長期に与える健康被害も懸念されています。
60キロの大人に換算すると、18キロの荷物を毎日背負わされているような状態です。
まさか!? 大人からの非難殺到
タイヤ付きのスティックをランドセルに取り付ける。重さは2本で280グラム
開発元の「悟空のきもちTHE LABO」によると、さんぽセルのアイデアを生み出したのは、自分たちも重いランドセルに苦しむ栃木県の小学生たち。
彼らのアイデアのもと、医学生や、自転車の安全部品を製造する企業が協力し、実際に小学生に使ってもらう耐久テストを経て製品化しました。
4月に発売するやいなや大きな話題となり、注文が殺到。現在3ヶ月待ちとなっています。
ところが、ヤフーニュースでこの商品について伝えた記事のコメント欄では「ランドセルは背負うもの」「そんな使い方はいかがなものか」と考える大人たちからの批判コメントが1000件以上寄せられる事態に。
小学生たちはその状況を「さんぽセル事件」と呼んで憤慨。的外れな批判に、徹底反論しています。
小学生の反論は…
開発した小学生のみなさん
〈子供って、予想外のことをするから、思わぬ危険が生じるかもしれません。大人の目線での商品開発ではありませんか?〉
〈これを開発した人、子供の事をよくわかってないですね。〉
いま小学5年生です。作ったときは4年生です。
子どものことよくわかってなかったら、ごめんなさい。
〈体のバランスが悪くなり背骨の歪みが出て体調が悪くなると思うので心配です。〉
それは重いランドセルでなる「ランドセル症候群」って言われている病気です。
僕たちは、それを解決しようとしてるんです。心配する方向が反対です!
〈なぜランドセルなのか?それは両手が塞がったら登下校中が危ないから、だったはずです。〉
〈何でランドセルを背負うかって両手を空けて危険がないようにするためでしょう。意味無いどころか危険。本質を見失っている。〉
なんで、キャリーを持ったまま転ぶって思うの?ふつう手をはなします。
20キロの灯油缶を背負って、毎日30分歩いて、両手が空いているから安全ですって先生やおとなが笑って自慢したらゆるします。きっと地獄です。
〈坂道とかでうっかり手を離したら、大惨事ですね。結構スピード出ると思いますが。そ れが人に当たってしまったら?その事まで考えているのでしょうか。〉
2つのタイヤだけでどうやって坂道を転がすの??
そんなことできないように考えてるんですよ。ちゃんと見て文句言ってよ!
〈ランドセルは後ろに転けた時に頭をうたない為にあるってことを知らない人結構多いよね〉
〈確かランドセルって後ろ向きにこけた時に頭、背中をガードする目的もあったんじゃなかった?これじゃそれは期待出来ないな〉
そもそもランドセルが重いから後ろに転ぶんじゃん!
おとなも灯油缶を満タンで背負ってみてよ!ぜったい後ろに転ぶよ!
そんなに安全なら、学校終わったあとも、休みの日もランドセル背負わないと外に遊びに行っちゃだめ!って、なんで言わないの?
「不審者に追いかけられたときに逃げにくくなるのでは?」「重いランドセル背負ったまま逃げるほうが遅いよ」
〈途中で走り出す子もいるから一人だけ取り残されて孤立する事にもなりそう。〉
〈突然走ったり、止まったり。その辺の摩訶不思議な子供の動きにも対応できない。
自由に走れるから遊んで道路に飛び出して危ない目になるんじゃん。
摩訶不思議な子供のうごきに対応したら、危ないじゃん!
通学で走れないって、むしろちょー安全じゃん!
〈重たいだろうけど、楽したら筋力低下していかん!体も心も鍛えないと!〉
〈ランドセル等、毎日背負って歩いてれば下半身が鍛えられるんですけどね。負担になるからと早いうちからやめてしまうのは、もったいないと思います。〉