――それで高校生のときに現在の所属事務所であるサンミュージックのオーディションに挑戦して合格したんですね。

小野 あ、じつは落ちたんですよ。

――え、そうなんですか?

小野 落ちたんですけど、オーディションの受付をやっていたマネージャーさんがなぜか評価してくれて、「あの子はたぶん受かる」と思ったそうなんです。で、合格者リストを見たら見事に私がいない(笑)。

 それで上の人に「どうしても気になる子がいるからもう一回面接したい」とかけあってくれて、おかげで「レッスン生」みたいなかたちで残してもらったんです。

「特技:誰とでも仲よくできること」と「私、おっぱいあるみたいなんでグラビアいけるかもしれません!」
――受付で会った一瞬で小野さんのキラリと光るものを見抜いたんですね。凄腕のマネージャーさんです。

小野 そうやって拾ってもらった恩返しをしたかったのに、本当になかなか芽が……。

 ちょうどその頃、下着屋さんできちんと採寸してもらったブラジャーをはじめて買ったんです。そこで自分の胸の大きさが「E」だったことがわかって嬉しくて仕方なくて。

――プロに測ってもらわないと、自分の正確な胸のサイズって案外わからないですよね。

小野 それまで自分は胸がないと思い込んでいたので、あんまりに嬉しくてマネージャーさんにすぐ電話しました。「私Eカップだったんで、グラビアいけるかもしれません!」と(笑)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbf39c189976c4f23cc5d3304a07d33c81bd4f2b?page=2