ジャーナリストの尾中香尚里さんは「党の戦略として衆院議員をわずか半年で辞職するのは選挙の私物化に他ならない。その様子を面白おかしく報じるマスコミの罪も重い」という
選挙をゲームのようにもてあそぶ山本太郎代表

議席を自分の私物のように扱って平気な山本氏にもあきれている

私たちはいい加減気づくべきではないのか。選挙を単なるゲームのようにもてあそぶ政治家を、面白がってもてはやして「時代の寵児」のようにのさばらせてきた

くら替え出馬自体は確かに、過去にも全くなかったわけではない。しかし、山本氏が昨秋の衆院選で当選してから辞職するまでの期間は、わずか半年足らず。それも国会の会期中

辞職の理由について山本氏は「(小政党のため)予算委員会に席を持てない」ことを挙げた。しかし、考えてもみてほしい。れいわが予算委員会に席を持てなかったのは、直近の選挙結果、つまり民意によるものだ

はったりを続ければ政治家は信頼を失う

「さあ、次はオレ、どこの選挙区から出ると思う?」と有権者をからかうように振る舞ったこの1カ月、もし山本氏が国会にいれば、十分な質問時間が取れなくとも、質問主意書の1本や2本書けた

もし今回の参院選で当選しても、次の衆院選が近づいたらまた、参院議員のバッジを平気で捨てるのではないか、という疑いを抱かざるを得なくなる。

注目されないことへの焦りだったのだろうか。れいわは国会での「悪目立ち」不規則発言が多くなる

あの「旋風」と呼ばれた2019年参院選。確かに、重度障害を持つ2人の議員を国会に送り込んだことには、筆者も一定の意義を認める。
 しかし、あの選挙でれいわが獲得したのはわずか2議席。しかも党首は落選した

メディアがこぞってれいわを分不相応に持ち上げ続けたことが、結果として山本氏を勘違いさせ、こんな行動を取らせるに至ったのではないか。
プレジデントオンラインがぴしゃりと断罪
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