カンボジアでは来年の総選挙の前哨戦となる地方選挙の投票が5日行われ、
長期政権を維持するフン・セン首相が率いる与党が9割を超える地方自治体で最も多くの票を集め、圧勝する見通しです。

カンボジアでは、全国の地方自治体に設置された評議会の議員を選
ぶ5年に1度の選挙が5日行われ、即日開票されました。

選挙は政党名を選ぶ比例代表制で行われ、与野党の関係者によりますと、
1600を超える地方自治体のうち、9割以上でフン・セン首相率いる与党・人民党が
最も多くの票を集め、与党が圧勝する見通しです。

前回、2017年に行われた地方選挙では、30年以上にわたって政権を握り続けている
フン・セン首相に対する不満などから政権交代を訴えた当時の最大野党が議席を大きく伸ばし、
全体の3割の地方自治体で最も多く票を獲得するなど躍進しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220606/k10013659311000.html