カジノを含むIR=統合型リゾート施設の誘致をめぐって、その是非を問う住民投票の実施を目指す大阪市の市民団体は、住民投票条例の制定を求めるのに必要な数を上回る21万人近くの署名が集まったことを明らかにしました。

大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島「夢洲」にIRの誘致を進めていて、府はことし4月、計画を国に申請し、受理されました。
大阪市の市民団体は、IRの誘致には疑問を感じる意見が多く聞かれ、その是非は市民に直接、問うべきだとして、先月(5月)25日までの2か月間、住民投票の実施を目指して署名活動を行いました。
その結果、20万8552人の署名が集まったことを明らかにしました。
住民投票条例の制定を請求するためには、大阪府内の有権者の50分の1にあたるおよそ14万6500人の署名が必要で、市民団体によりますと、これを6万人以上、上回ったことになります。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220606/2000061991.html