「僕の狂ったフェミ彼女」著者&訳者インタビュー フェミニズムは誰かを排除するためのものではない|好書好日
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20、30代を中心に、韓国で共感と波紋が広がっている長編小説『僕の狂ったフェミ彼女』。日本でも今年3月に翻訳版が刊行されると話題を呼び、たちまち重版が決まりました。著者のミン・ジヒョンさんは、ドラマ・映画の現場で活躍中の作家で、本作が自身初の長編小説。日本語に訳した加藤慧(けい)さんとは、学生時代からの友人です。物語の話、そして彼女たちが最近直面した、排除的な考えを持つ人たちとのやり取り、恋愛の行方、日韓の未来……。フェミニズムの新たな指標となり得る本を送り出した、お二人にオンラインインタビューをしました。(文:加賀直樹)

『僕の狂ったフェミ彼女』あらすじ

就活を前に不安な僕を癒してくれた、愛らしい僕の彼女。毎日のようにベッタリで、付き合って1周年を迎えた。そんなとき僕は、1年間の海外インターンシップに行くことに。遠距離は不安だけど、彼女なら安心だ、待っていてくれるはず――。しかし、出国当日。空港にいたのは、涙ぐむ彼女を抱きしめる僕ではなく、別れのメールをもらってメンタルが崩壊した僕だった。

そんな初恋を引きずりながら 大企業に就職し3年目を迎えた「僕」ことスンジュン。周囲はほとんど結婚して、「まだ独身なの?」とからかわれることも多い。結婚する女性を選ぶだけなのに、なかなか結婚への意欲がわかない。そんなある日、初恋の彼女と出くわした! 心がまた動き出す……ところが、彼女はこともあろうにフェミニストになっていた!(イースト・プレス公式サイトより)

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