▽従業員へ支援は「イモ菜園割り当て」

制裁の影響は、ロシアの“飛び地”でも・・・
バルチック艦隊が配備されている重要な軍事拠点「カリーニングラード」。
「カリーニングラードに3店舗あるマクドナルドの1つです。最近までドライブスルーに並んでいる自動車の列が見られましたが、
きょうは誰もいません。」
ウクライナ侵攻後に失業者が急増。1カ月でおよそ20%増加したと現地メディアが報じています。
(住民)「どうにか仕事には行っていますが、70%くらい仕事はなくなってしまいました」
こうした中、ドイツや韓国の自動車メーカーから組み立てを受注するアフトトル社は先月、従業員にある支援策を打ち出しました。
「すべての希望者に対して、無償で菜園用の土地を割り当てることを決定しました」
ジャガイモ栽培のために、敷地を貸し与えるというのです。
希望者を対象に抽選が行われ、168区画(1人1000平方メートル)が割り当てられました。
ロシアの4月の自動車生産台数は去年4月に比べ85.4%も減少。
ロシア政府は先月12日、エアバックなどの安全対策を施していない車も販売できるように規制を緩和しています。