1ドル150円ならアジア金融危機再来も、円安終了近いか−オニール氏

円が1ドル=150円まで下げた場合、1997年のアジア金融危機並みの規模で混乱を引き起こす恐れがあると、
ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントで会長を務めたジム・オニール氏は指摘した。

  オニール氏は先月のインタビューで、こうした規模の下落があれば、中国は脆弱(ぜいじゃく)な国内経済を
守るため外国為替市場介入を決意するかもしれないとし、中国にとってそれは全く理にかなうだろうと述べた。
同氏は今月9日、こうした見解を確認した。

  「円安が続いた場合、中国はこれが競争上で不当な優位だとみなすだろう。アジア金融危機との類似点は至極明白だ」とし、
「中国はこうした通貨安で自国経済が脅かされることを望まないだろう」と指摘した。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-06-09/RD883NDWX2PX01