https://mainichi.jp/articles/20220611/k00/00m/050/140000c

サッカー・Jリーグは11日、新型コロナウイルス感染拡大防止のために禁止していた声を出す応援を条件付きで解禁した。新型コロナ感染拡大後、国内の主要プロスポーツで声を出す応援を認めるのは初めて。茨城・カシマスタジアムでのYBCルヴァン・カップのプレーオフ、鹿島アントラーズ―アビスパ福岡戦が対象となり、サポーターは練習前からチャント(応援歌)を響かせ、スタジアムに約2年4カ月ぶりに歓声が戻ってきた。

 Jリーグは声出し応援の段階的な導入を目指しており、この日は運営を検証するため、「声出し応援エリア」を両ゴール裏の一部エリアに限定して設置した。対象エリアは前後1列、左右1席ずつを空けた格子状とし、約1700席を設けた。不織布マスクの着用や前を向いての声出しを求め、食事や飲酒は認めていない。