『HUNTER×HUNTER』長期休載の中、突如としてツイッターに姿を現し、世間を賑わせている漫画家・冨樫義博。ファンサービスにも余念がないが、あまりに“SNS慣れ”していることから、ネット上ではとある疑惑がふくらんでいるようだ。

すっかりアルファツイッタラーに

冨樫はツイッター上で、「HUNTER×HUNTER」と思われる原稿の進捗をアップし続けている。ほとんど絵は見られず、謎の数字が書きつけてあるだけの画像なのだが、それだけでもフォロワーを沸かせているようだ。

そんな中、6月6日にはいつもと違ったツイートを投稿。「#酒飲んでるのに御三方のクオリティーの高さエグい」というハッシュタグ付きで、サイン色紙の画像を投稿した。そこには冨樫本人のサインに加え、『ろくでなしBLUES』の森田まさのり、『キャプテン翼』の高橋陽一、『SLAM DUNK』の井上雄彦が直筆のサインと各代表作の主人公を描いている。

実は以前、森田もこの色紙について言及したことが。酒の席で描かれたものらしく、サインの上から元担当編集が「ニャロメ」を落書きし、台無しにしたと語られていた。しかし今回の色紙にニャロメはなく、さまざまな考察が盛り上がっており、56万以上の「いいね」を獲得する勢いとなっている。

ツイッターに慣れすぎ?

一躍、SNSでも人気者となった冨樫。だが、ファンの興味を引く画像をアップして注目を集める姿に、一部ファンは複雑な心境を抱いているらしい。

執拗な“かまってアピール”に見えてしまう人もいるようで、ネット上では《冨樫が承認欲求の塊になっちゃったよ》《何というか冨樫もTwitterで承認欲求満たしたい普通の人間なんやなって…》《冨樫もう承認欲求増し増しおじさんになってるやん》《冨樫先生承認欲求強すぎて匂わせめっちゃあげる女みたい》《1ページ1ページ載せてツイートするとか承認欲求エグ》などと揶揄されてしまっていた。

粛々と原稿の画像を上げるなら不満も少なかったかもしれないが、意味深なサイン色紙を投稿したことで“バズ狙い”と受け止める人が急増した印象。しかもインフルエンサーにありがちなハッシュタグの活用なども覚えているため、「そんなことより原稿を進めてほしい」というファンが出るのも納得だ。

だが、ツイッターアカウントの開設によって、承認欲求に溺れたという解釈は間違いかもしれない。いずれの投稿も妙にSNS慣れしていることから、《さては冨樫前からツイッタラーだったな?》《長年別垢で潜伏して、ツイッタラーたちの喜ぶポイント知り尽くしたんだ》と、昔から匿名でツイッターを使っていたとの疑惑も向けられている。

ファンも盛り上がり、冨樫も息抜きになるであろうツイッター。ウィンウィンな関係を生み出せているが、のめりこみすぎて原稿に支障が出ないようにしてほしい。

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