アダルトビデオ(AV)のような性的動画の撮影や配信で出演者の心身や私生活に被害が起きるのを防ぎ、救済するための新法案が14日、参院内閣委員会で全会一致で可決された。

15日の参院本会議で可決、成立する見込み。どの年齢、性別でも、映像を公表した日から1年間は無条件で契約を解除し、販売や配信の停止もできるようにする。

【写真】与野党の実務者会合がまとめた「AV出演被害防止・救済法」の素案

出演者の中には、貧困や性被害といった背景を持つ人も含まれるとして、公的支援の充実が今後の課題の一つとなる。

法案は「AV出演被害防止・救済法」。被害の実態としては、出演契約を強要されるだけでなく、貧困などを背景に出演する人もいる。
ただ映像が販売されてから周囲に知られて心身の健康を崩したり、私生活に大きな悪影響を受けたりするケースもある。

そのため法案は、契約に問題のない場合でも、映像公表後1年間は無条件の契約解除が可能とする。施行後2年間に限り、2年間は無条件解除ができる。

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