日本のiPhone、世界で最安水準 新モデルは円安で2割値上げ?

 調査会社のMM総研は14日、日本でのiPhone(アイフォーン)の直販価格が世界34の国・地域の中で最安水準になった、との調査結果を発表した。足元で急速に円安が進んでも国内価格は変わっておらず、海外から見れば相対的に「割安」の度合いが増している。ただ、今年秋にも発売される新モデルは、円安などを反映して最大2割の値上げも想定されるという。

 昨年9月発売のiPhone13シリーズなどについて、各国のオンライン直販価格を6月1日時点の為替レートで円換算して比べた。「iPhone13 128GB」は日本で9万8800円(税込み)だったが、日本以外の平均は12万6433円と2割以上の差があった。最高値はブラジルの20万7221円だった。日本に次いで安いのは香港(11万1831円)で、米国は11万6477円。昨年9月時点の為替レートでは日本は香港に次ぐ2番目の安さだった。

 例年通りなら9月ごろの発売が想定されるiPhoneの最新シリーズは、日本国内では現行の「13」に比べ最大2割の値上げが見込まれるという。円安の影響に加えて、部材費・物流費の高騰などが値上がりの要因になりそうだ。

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