米Amazon、満を持して「ドローンによる無人配送」開始を発表するが、株価は「まさかの値動き」
6/15(水) 7:02配信

 米アマゾン・ドット・コムは13日、年内に無人ドローンによる荷物の配送を開始すると発表した。

 同社による一般客向けの無人配達は、今回が初めてとなる。カリフォルニア州ロックフォードに限って実施されるということで、
まずは実験的な意味合いが強いものと考えられる。商品は顧客の庭まで届けられるとのことだ。

 無人機での配送には法的な問題や、市民の理解を得られるかなどの問題があるが、同社は米連邦航空局(FAA)や市当局と許認可について協議しているということで、
実施の目途がついたことから今回の発表に至ったのだろう。

 無人機での配送が実現となれば、まさに未来的なサービスだ。トラックよりも環境にやさしく、コストも低い。
さらには空を飛ぶことから渋滞などにも影響されずスピーディで、過疎地にもより簡単に届けることができるようになる。

 この発表により、Amazonの株価は一躍上昇…かに思われたが、発表後の6月14日の株価の始値は前日から0.49ドル高の104.16ドルと冴えず、先週末からなんと18.19ドル下がる結果となった。

 米国では急激なインフレが一向に収まらないことから、さらなる金利の引き締めが予想されており、Amazonに限らず市場全体が下げ基調となっていることが要因だ。

 未来的なサービスに夢は広がるが、投資家たちの目線は冷たい。新型コロナウイルスの流行以降、コロナ銘柄として大きく株価を伸ばしていたAmazonだが、この金利引き締めにより株価は右肩下がりの状況だ。

 下げ基調はこのまましばらく続きそうな様相だが、Amazonの株価がドローンのように再び空高く飛翔する日はくるのだろうか。今後もAmazonの動向に注目していきたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a6a81424bf097e205356efa2cbb3316a3e749d
https://www.oficinadanet.com.br/imagens/post/15633/drone_amazon.jpg