国会閉会、参院選は7月10日投開票 首相「争点は物価高」

 衆参両院は15日、本会議で閉会中審査手続きなどを行い閉会した。同日の参院本会議でこども家庭庁設置法が成立するなど、今国会に政府が提出した61法案はすべてが成立した。通常国会での成立率100%は1996年以来26年ぶり。

 岸田文雄首相はその後の記者会見で、参院選の争点について、ウクライナ情勢や物価高が課題だとした上で「歴史を画する課題に日本がどう挑戦するのか。国民の皆さんに判断いただく選挙だ」と述べた。勝敗ラインについては「非改選議員も含めて与党で過半数」と改めて表明。憲法改正にも意欲を示し「選挙を通じて丁寧な説明をし、結論を出すべく、この歩みを進めていきたい」と強調した。

※抜粋※

https://news.yahoo.co.jp/articles/f80951da9453d37e9f512ac04a5ec057b4796fa7



物価高で政府対策本部を設置 首相「岸田インフレ」に反論

 岸田文雄首相は15日、国会閉幕を受けて記者会見し、ロシアのウクライナ侵攻を踏まえた物価高や景気対策のため「物価・賃金・生活総合対策本部」を設置すると明らかにした。本部長には首相が就く。野党による「岸田インフレ」批判を念頭に「まさにロシアによる価格高騰、『有事の価格高騰』だ」と反論した。29、30日にスペインで開催される北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席すると明言した。

 物価高騰に「最大限の警戒感を持って対応する」と強調。政府対策本部を置いて「迅速かつ総合的な対応策を検討し、断固として国民生活を守り抜く」と訴えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/480d33817601b7172b9557dfcab58ca7af473714