岸田文雄首相は通常国会が閉会した15日夕、首相官邸で記者会見に臨み、「何十年に一度の歴史を画するような危機的事態が次々と、
しかも同時に起こる中、首相として国民の命、暮らし、雇用・経済を守るため、日々決断と実行の連続だった」と語った。会見の詳報は以下の通り。
◇ 「本日、通常国会が閉幕、閉会いたしました。本予算、補正予算、61本の内閣提出法案、5本の条約のすべてを会期内に成立させることができました。26年ぶりのことです。
円滑な国会運営にご協力いただきました与野党の皆さまに感謝を申し上げます」 「新型コロナウイルスへの対応、ロシアによるウクライナ侵略、世界的なエネルギー・食糧市場の高騰。何十年に一度の歴史を画するような危機的事態が次々と、しかも同時に起こる中、
首相として国民の命、暮らし、雇用・経済を守るため、日々決断と実行の連続でした。国民の皆さんのご理解とご協力にお礼を申し上げます」 「冒頭に、新型コロナ対応と、ウクライナ侵略について、どのような考え方で対応しているか、そのポイントを申し上げます。
まず新型コロナ対応です。わが国は欧米諸国に比べ、感染を極めて低いレベルに押さえ込んでいます。各国首脳との会談でも、わが国の取り組みとその成果に高い評価が示されています」
「感染拡大を防ぐための国民の皆さんのご協力、また、地方自治体、医療・福祉・子育てなどの現場の皆さまの献身的なご尽力に心より感謝を申し上げます。政府としては、昨年11月にコロナ対応の『全体像』を示し、
その下で病床の確保、ワクチン接種の推進などに取り組んできました」

https://news.yahoo.co.jp/articles/1f299b09d73b2fe54f4348d1b5a11376bf875e55