「露を完敗させる」にくみせず マクロン仏大統領、対話を繰り返し主張
ロシアのウクライナ侵攻をめぐり、フランスのマクロン大統領は15日、「時が来たら、ウクライナの大統領はロシアと交渉せねばならない」と述べ、
平和解決に向けた対話の必要性を主張した。訪問先のルーマニアで行った記者会見で述べた。 マクロン氏はロシアとウクライナ、欧州が同じ大陸にあると強調。
「『ロシア人と戦争し、完敗させるべきだ』との意見にはくみしない」と述べ、対露強硬策を主張するポーランドやバルト諸国と距離を置いた。ウクライナとロシアの交渉で「欧州はテーブルの周りにいるべきだ」とも述べ、
欧州の役割はウクライナの安全を保障することだと呼びかけた。 マクロン氏はこれまで、ロシアを「辱めてはならない」と繰り返し発言。ウクライナは
「『ロシアを辱めるな』という訴えは、フランスを辱めるだけ」(クレバ外相)と反発し、フランスがプーチン露大統領と対話を続けることに警戒感を示してきた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/532a56e2df6b19684737ce1334ecfbb9a2381c81