>>210
ゆるやかな種の絶滅って何世代もかけて行うよね。そのときにどこかの世代または地域で裏切りが発生したらアウトだ。そして全員を反出生主義に従わせることのできる権力それ自体が、社会が発展しているから実現できているのであって、社会が衰退したら反出生主義計画をコントロールできなくなるだろう。かりに計画は進行してもその過程でQoLを保つことができない可能性もある。ゆるやかな絶滅なんて絵空事になると思われるが。すでに生まれた人の生存と新しい人間の出生というトレードオフをどうにかするために無理言い過ぎだろ。一気にやっちまうしかないんじゃない?その場合、人類に絶望したから人類を滅ぼすっていうアニメゲームの悪の魔王と同じということになるので、反出生主義なんてまわりくどく名乗らずに「人類の抹殺が正義」と言っとけやという話になるだろな。

>>225
人間と人間以外の苦痛であつかいわけるのが許されるなら出生の不幸は一般的な不幸とはあつかいが別で、他者にもたらしても問題ない不幸なんすよってできるよね。出生の不幸が特別視される根拠って何?ってなれば反出生主義アウトやで。

>>235
俺は反出生主義は倫理的思想として倒錯があると思っている。そもそも「○○すべき」「○○してはならない」といったものは、人類の存続と繁栄のためにはこうしたほうがよいという方針をめぐって争うものであって、人類が滅亡したらそんなものが存在しても意味はない。不幸を避けるべきとか、苦痛はよくないとか、そういったものも結局はそういった方針をとったほうが人類にとって利益があるだろうからそれに従おうというだけのことだ。ところが、反出生主義は、他者に苦痛を与えてはならないとか同意なく不幸をもたらすから子孫を残すべきではないと言う。つまり人類は滅亡するのが理想的だという。人類の存続の上に生み出された倫理を根拠に人類の滅亡を訴えるとかわけわからんからね。