>>272
人生のすべての苦痛を厭うているなら、人生の間に感じる苦痛の合計は相当なものになる以上、その苦痛を受ける前にその人生を終える方が望ましいのでは?つまり生まれたあと生き続けずASAPで自殺すべきでは?という話になる。だが反出生主義者は基本自殺しない。これには三つの可能性が考えられる。

1.出生の苦痛と生存の苦痛に何らかの差を設けており、出生の苦痛は問題視するが生存の苦痛は大したことがないのでスルーしている。少なくとも生き続けることは負担にならない程度であると思っている。
2.自殺の苦痛は生存の苦痛の累積にまさると思っている。自殺は人生においては一瞬だが、自殺の苦痛は非常に大であると評価しているので、生きるにしても死ぬにしても苦痛だが生きる苦痛を選び日々苦しめられている
3.そもそも苦痛がどうこうなど実は考えていない。自己の思想を一貫させる気はない。

私はあえて解釈するなら1だと思うがね。反出生主義者の思考回路には不審な点が多い。