人と協働できる「人型ロボット」…レトルトの総菜スープをつくる

名古屋市の食品メーカー「イチビキ」の工場(愛知県東海市)で、人と協働できる人型ロボット「Foodly(フードリー)」が活躍している。

高さ1メートル53、重さ約40キロで、東京都のロボット開発会社「アールティ」が製造。イチビキでは人手不足の解消や生産性向上のため、レトルトの総菜スープの生産ラインに2台導入した。

 頭部と胸部のカメラで具材のつくねとベルトコンベヤーで流れてくるカップを確認し、両腕の先に取り付けたトングでつくねをつかんでカップに入れる。1回の作業時間は従業員と同じ約3秒で、これまでの従業員2人を監視役1人に減らした。

 同社の担当者は「長時間でも生産性は落ちないので、活用がさらに広がるはずだ」と話している。

人との協働でつくねをつかみカップに入れる人型ロボット
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https://www.yomiuri.co.jp/science/20220618-OYT1T50154/