東京 文京区の新野りなさん(23)の行方が今月5日から分からなくなり、家族から「連絡が取れない」と相談があったため、警視庁は事件に巻き込まれた可能性があるとして接点のあった人物の特定など、捜査を進めていました。

その結果、神奈川県南足柄市の会社員、三瓶博幸容疑者(33)が茨城県常陸太田市にある自分の別荘で一緒にいたことがわかり、監禁の疑いで逮捕しました。

手錠をかけて拘束した疑いがあるということです。

また、警視庁が周辺を捜索したところ、18日、別荘から1キロ余り離れた林道の脇で遺体が見つかり、新野さんと確認されました。

衣服を身につけておらず死後、数日たっているということです。

警視庁が死因の特定を進めるとともに遺体が遺棄されたいきさつなどを調べています。

警視庁によりますと、三瓶容疑者は、調べに対して「SNSで知り合い一緒にいた。合意のうえで、監禁にはあたらない」などと供述し、容疑を否認しているということです。


三瓶容疑者と同じアパートに住む30代の男性は「向こうからあいさつをしてくれたり、私の子どもに声をかけたりしてくれていて、ごく普通の人という印象でした。ただ、最近は少し元気がないようにも見えました。何日か前にアパートの前に警察の車両がたくさん止まっていたので、何かあったのかと思っていましたが、まさかこんな事件だとは思いませんでした」と話していました。

また別の住民の女性は「容疑者とは顔を合わせればあいさつをする程度で、ほとんど話したことはありませんが、おとなしい印象で、事件を起こすような人には見えませんでした。行方不明になっている女性が事件に巻き込まれたのだとすれば本当に怖いです」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220618/k10013677441000.html