「浴衣は透けます!」と着物ファンが警鐘 下着はモカ茶やベージュを 着付け師はユニクロインナーを愛用

 夏祭りや花火大会が3年ぶりに開催されるというニュースが続いています。今年の夏は浴衣デビューをしようと計画中の人も多いのではないでしょうか。そんな中、着物好きのTwitterユーザー「すずめkimono」さん(@kimono_chunchun)がユーモアを込めた表現で注意を呼びかけました。「浴衣を着るお嬢様方〜!浴衣の下には必ず肌着と裾よけを着てくださいませね〜!浴衣は思ったより透けますのよ〜!」。

■下着が透けている人…「1日で数人は見かけます」

 すずめkimonoさんに話を聞きました。

──投稿したきっかけは。

 「ここ数年、街中で浴衣を着ている若いお嬢さんを見かけることが多くなりほほ笑ましく思っていましたが、下着が透けて見えてしまっている子も多く、気付いてくれたら…という思いから投稿しました」

──下着が透けている人は多いですか。

 「浴衣を着る時期になると1日で数人は見かけます。最近はカジュアル衣料品チェーンでもリーズナブルな浴衣セットを出しているお店もあり、若い人が気軽に浴衣を着る機会が増えています。その反面、生地が薄くて、特に白地のものは下着が透けて見えてしまうものがあります。部屋の中ですと透けていることが分からず、外に出てはじめて気付くケースが多いです。透けた下着を性的な目で見る人や盗撮する人もいるようなので、被害に合わないかヒヤヒヤします」

■日差しで足のラインがくっきり見えることも

 神奈川県横浜市で観光客向けに着物のレンタルを行う「横濱ハイカラきもの館」は公式サイトに注意点を掲載。来店客にも注意を促します。

 「浴衣は透けます 白っぽい浴衣のヒップ部分は要注意 下着(ショーツ・ブラ)モカ茶やベージュなど透けにくいもの スリップなどはひざ下までないと、日差しによって足のシルエットがかなりみえます」(公式サイトから引用)

 「ヒップから下の後ろ姿」は特に要注意という担当者。「前側は着付けると浴衣の布が重なるのであまり気になりませんが、後ろは薄い布1枚なのでかなり透けます。素材や色にもよりますが、ショーツだけでなくブラのひもや足のラインもはっきり出ます。花火大会が行われる夜間の屋外だとあまり気にならないかもしれませんが、昼間の日差しや照明などではかなり透けることもあります。光の加減で足のラインがくっきり見えるので注意が必要です」