「県外でいれる人も」ガソリンまたも値上げ 14年ぶりの高値

高知県内のガソリン価格が179円に値上げされました。2008年以来、14年ぶりの高値です。

(三上萌々アナウンサー)
「きょうから3円値上げです。レギュラーは1リットルあたり179円。今年に入って3回目の値上げです」

(利用者)
「昔は100円ちょっとで買えていたときもあったので倍近いですよね。県外に行って、買い物帰りにガソリンをいれるとか。この間も兵庫まで行ったときは10円くらい安かったですね」
石油価格の調査などを行う石油情報センターによりますと、全国のレギュラーガソリンの店頭平均価格は1リットルあたり171円。県内はこれより5円高い176円となっていましたが、20日からさらに3円値上げとなりました。

統計を始めた2004年からの推移を見ると、2008年のリーマンショック前の時期にせまる14年ぶりの高値となっています。
ガソリンの原料となる「原油」の価格が高騰している背景は、(1)コロナ禍からの経済活動の回復により原油の需要が高まっていること(2)産油国のひとつロシアによるウクライナ侵攻の長期化(3)急激に円安が進んだことなどが考えられます。
こうした原油高はガソリン代や物価の上昇など、私たちの生活に多大な影響を与えています。

(明神石油 森下雅士さん)
「やはり『買い控え』というのは間違いなくありますから来店台数が減っている現状です。仕入れ値が上がっているので『値上げせざるを得ない』状態、申し訳ないという思いで日々働いています」

石油情報センターによると今後もガソリン価格は「横ばい」または「上がる」見込みですが、景気の悪化などにより来月中旬ごろには「値下げ」に転じるのではとみられています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc7d5d44093c7e5b51a5f43dc3bed4929b32956