カモられる外国人編(2) 「詐欺人材会社だ」と怨嗟の投稿続々 抗議する外国人男性を痴漢呼ばわりでけむに巻く悪質な実態

パンデミックにより雇用状況が悪化するなか、特に弱い立場にある外国人を狙った詐欺だとすれば、かなり悪質だ。

筆者は、この団体Aについてリサーチを開始した。すると、Fさんと同様の被害を訴える在日外国人が複数いることが分かった。

「絶対ここには行かない方がいい。私は1カ月契約で6万円以上を支払った。(中略)結果はゼロだった。契約前は誠実すぎるぐらいの態度だったが、契約後は私や仕事のあっせんに全く興味がないようだった」

「ここに予約している人はキャンセルしてください。さもなければお金と時間を無駄にすることになる」

「Aは詐欺人材会社だ」

これらは、団体Aの被害者を名乗る外国人らが〝グーグルレビュー〟に英語で残した投稿である。

YouTubeには、外国人男性が返金を求めて団体Aの事務所を訪れた際に撮影した動画が投稿されている。そこには、あろうことか団体Aの女性スタッフが、この男性に「触られた」といって叫び声を上げるシーンが映し出されていた。

返金要求をしてきた男性に対し、痴漢行為をでっちあげるつもりだったのだろうか。なぜか「泥棒」とまで叫んでいる。

何より不自然なのが、他のスタッフの様子だ。通常、同僚の女性が痴漢被害を訴えれば、助けの手を差し伸べるなり事情を聴くなりするはずだ。しかし、スタッフの多くは金切り声を上げる女性にほとんど興味を示さず、それぞれの業務を続けている。
筆者は直感した。これは尋常な団体ではない、と。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11207a5d069b52fe3250e8ce18882b10c2156722