2019年に八戸学院野辺地西高(青森県野辺地町)2年の男子生徒=当時(17)=が自殺したのはいじめが原因として、両親が学校を運営する学校法人光星学院(八戸市)に約9800万円の損害賠償を求め、青森地裁に提訴したことが21日分かった。

 訴状によると、教科書に「死ね」と書かれたメモが挟まれていたことなどから、遺族はいじめがあったと主張。使い走りをさせられていたと複数の同級生が証言しており、学校側はいじめを認識できたとし、適切な措置を取る義務を怠った、と訴えている。

 生徒の父親(60)は取材に「いじめを認めて息子に謝罪してほしい」と話した。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/184748