中国船2隻の領海連続侵入64時間、最長更新 尖閣周辺

第11管区海上保安本部(那覇)は、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海に21日未明からとどまっていた中国海警局の船2隻が、23日午後8時10分ごろまでに領海外側の接続水域に出たと発表した。連続侵入は64時間となり、令和2年10月の57時間39分を超えて平成24年9月の尖閣国有化以降で最長となった。

11管によると、2隻は21日午前4時10分ごろ、日本漁船1隻を追うように領海侵入した。尖閣周辺での領海侵入は今年14日目。接続水域でも23日、別の中国当局の船2隻の航行を確認。1隻は機関砲のようなものを搭載している。

中国公船の航行は、尖閣諸島が国有化されて以降、増え始めた。「海上保安レポート2022」によると、中国海警局の船が連続して接続水域内にとどまった日数は、令和3年は157日で過去最長となっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/20f2ef844656fc938caf2e567756187de2ef73f0