![](http://img.5ch.net/ico/nida.gif)
ホロライブが夢見る,メタバースとの幸せな関係とは――不定期連載「原田が斬る」,第9回はカバーCEO・谷郷元昭氏がVTuberの未来を語る
https://www.4gamer.net/games/628/G062811/20220418043/index_2.html
原田氏:
配信事業という,ゲームにとって第3の経済圏ができることは,市場全体が広がることだから俯瞰的に見たら絶対良いことなんですよ。ここには恐らく,ゲーム業界の誰もがそう思っているはずです。
ただ一方で,「ゲームのプロモになるからいいじゃん」とか「業界が潤うからいいでしょ」って言われると,
配信に頼らなくても成り立っているものもあるわけで。
メーカーにもいろんな事情があるから,とある部署にとっては
「その配信の利益を,もうちょっとメーカー側に還元してくれないと」という考え方になるのも仕方がない。
4Gamer:
ただその辺りの事情や空気感というのは,配信者やその視聴者側からは見えにくいですよね。
もちろんオープンにできない理由も分かるんですけど,
それが原因で視聴者同士が外野で揉めているのも,
しばしば見られる光景です。
原田氏:
それはもう,本当に不毛だよね。
今の著作権法では権利者がものすごく強くて,
権利者側のさじ加減一つというのが実情です。
ホロライブさんなんかは,むしろしっかりやっているわけだし,
そこは信用してほしいところです。
むしろメーカー側としては,
こういう会社さんと一緒にやりたいですよ。
Win-Winでありたい。
4Gamer:
配信のガイドラインを出すタイトルや,メーカーさんも増えてきた印象があります。
原田氏:
そうそう。だからこれは配信者側の問題ではなく,
実はメーカー側が解決しなきゃいけない課題なんですよ。
先にも述べたとおり,少なくとも現状では
権利元であるゲームメーカー側が許可/不許可の権利と裁量を握っています。
であれば,ゲームメーカー側がこういうルールで利益分配をしましょうって
話を進めて行ったほうが物事は進みやすい。
今はその対応が遅れてるだけなんじゃないかと。