ロイターが確認した自民党会合でのやり取りによると、甘利明・前幹事長が6月3日の政調全体会議で、HVは合成燃料を使うと完全なクリーンエネルギー車になると説明。「それがちゃんと伝わらないと、自工会は命がけで反対する」と述べた。「昨日もちょっと豊田章男会長と話をしたけれども、HVを否定するような政権はまったく賛同できないとおっしゃっていた」とも語り、政府側の出席者に文案の修正を求めた。

政府側が示していた文案は「2035年までに新車販売で電動車100%とする目標等に向けて」とした上で、電動車の部分に脚注を付け、「電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車及びハイブリッド自動車」と説明していた。