米連邦最高裁は23日、外から見えない形で拳銃を携帯するのに「適切な理由」を示して州当局から許可を受けることを義務づけた
東部ニューヨーク州の州法が違憲だとの判断を示した。同州では5月にスーパーで10人が死亡する銃乱射事件が起きたばかりで、
銃規制強化を求める世論が強まっているが、公権力による規制よりも個人の権利を重んじる保守派判事の多数意見で
100年以上前に制定された州法が違憲だと判断された。

判決は9人の判事のうち保守派6人の多数意見だった。
リベラル派3人は州法が合憲だと判断し、「銃の暴力を防いで市民の安全を守るという州側の利益や、今回の判断が引き起こし得る
重大な結果を考慮していない」と多数意見を批判した。

https://mainichi.jp/articles/20220624/k00/00m/030/037000c