https://news.yahoo.co.jp/articles/32e61d0beebb914756f0a7505722d8bf09caa386
アフガン、地震の生存者捜索を打ち切り 医療品など不足=高官
アフガニスタン政府高官は22日に発生した大地震の生存者の捜索を打ち切ったことを明らかにした。医薬品などの支援物資が不足していると述べた。
国家災害管理省のハッカニ報道官は24日、ロイターに「捜索活動は終了した。死者は1000人、負傷者は約2000人だ」と述べた。住宅1万棟が損壊したという。
アフガニスタンでは乏しい通信手段や劣悪な道路状況により救援活動が難航している。
ハッカニ氏は負傷者を治療するために不可欠な物資が不足していると指摘。「保健省は医薬品が十分ではない。医療品などの物資が必要だ」と訴えた。
タリバン政権下のアフガニスタンは、制裁のために多くの国際的な直接支援を断たれほぼ孤立状態にある。
日本、韓国、台湾、アラブ首長国連邦(UAE)は23日、援助を送る方針を示した。隣国パキスタンからの物資はすでに届きつつある。インドは、27トンの支援物資を国際援助機関向けに送ったと発表している。