2018年7月に岩手県立不来方高校のバレーボール部に所属していた3年の翼さん(当時17歳)が自殺した問題で、県教育委員会は24日、当時の部顧問だった男性指導主事(45)を懲戒免職にしたと発表した。元顧問が新谷さんに不適切な言動を行い、「重度の精神的な苦痛を与えた」と判断した。

2年前の第三者委員会の調査報告書で元顧問の言動が自殺の一因となったとされた点については「判断は困難」とした。

 県教委によると、元顧問は15~18年度、顧問を務めていたバレーボール部の複数の生徒に対し、不適切な言動を行った。そのうち、新谷さんには18年5~6月、「バレーやめたら」「脳みそ入ってんのか」「幼稚園児だ」などの暴言を浴びせたり、試合敗退の責任を押しつけて叱責したりした。県教委の聴取で、元顧問は「激励のつもりで発言したが、そう捉えてもらえない部分があった。申し訳ないと思う」と述べたという。

県教委は、免職とした元顧問に加え、当時の副校長5人を管理監督責任として戒告とした。

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