舞台「千と千尋の神隠し」当日の開演時間になって中止発表…客は着席した状態「立ち直れない」SNS上で様々な声

25日に愛知・御園座で上演予定だった舞台「千と千尋の神隠し」が、当日の開園時間になって中止が発表されたことが分かった。同日に、運営する株式会社御園座が公表した。

 公式HPでは「舞台『千と千尋の神隠し』御園座公演 ⼀部公演中止のお知らせ」というタイトルの文書をアップ。「公演関係者の新型コロナウイルス感染症の陽性反応が確認されました」と説明し、同日に予定していた12時と17時の2公演の中止を発表した。

 また、26日の公演に関しては、25日の19時以降に案内するとし「ご来場を楽しみにされていたお客様には、大変なご迷惑をお掛けすることとなり、誠に申し訳ございません。心よりお詫び申し上げます。ご入場券をお持ちのお客様には払戻しを承ります。詳細につきましては、決定次第ご案内いたします」と記し、「なお、個人のプライバシーにかかわるお問合せに関しましてはお答え致しかねますので、ご理解ご了承いただきますようお願い致します」と理解を求めた。

 12時の開演時間になってからの中止決定となり、来場したファンは既に着席していた状態だったようだ。SNS上では「立ち直れない」「着席して、待ってたら中止って。初めてだ。あー観たかったな」「お客が席について開演時間になって中止発表とか。遠征の人も多かったでしょうし、お気の毒すぎる…」「今日観劇予定だった方のことを思うとつらい」「しょうがないと分かっていても席に着いて中止ですって言われたら泣いちゃうな」「またすぐに再開できますように…」「まだまだ油断はできないなぁ」など、様々な意見が寄せられた。

 なお同舞台は5月17日に予定していた博多座公演も、W主演を務める橋本環奈の新型コロナウイルス感染にょり当日に中止が発表されている。

 同作は宮崎駿監督による名作アニメの舞台版で、橋本と上白石萌音がダブルキャストで主演。今年2月から東京・帝国劇場など全国5都市を巡演。チケット完売が続出する人気ぶりで、演劇界の優れた業績を表彰する第47回菊田一夫演劇賞にも選ばれている。
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