ウクライナ政府は治安機関を使って「国賊狩り」を強化、統制を図っている


 ウクライナの治安機関でCIAの下部機関でもある​SBU(ウクライナ保安庁)はウォロディミル・ゼレンスキー政権の政策に従わない人びとを拘束​している。APによると、その数はウクライナ北東部にあるハリコフだけで400名近くに達した。

 2013年11月から14年2月にかけてアメリカのバラク・オバマ政権はウクライナでクーデターを実行、ビクトル・ヤヌコビッチ大統領を暴力的に排除したが、そのヤヌコビッチ派の議員だった​​オレグ・ツァロフは2013年11月に議会でジェオフリー・パイアット米大使の下で内戦が準備されていると演説​している。

 実際、クーデターが実行され、その中心にはビクトリア・ヌランド国務次官補とパイアット大使がいた。​​そのふたりがヤヌコビッチ後の閣僚人事について話し合っている音声​が2014年2月4日、インターネット上に公開された。