社会性は、「親子関係」の中で育まれていく 

ライフコーチのボーク重子さんに、子どもの「非認知能力」の育み方について、連載でお伺いしています。

第12回の今回は、社会の一員として、コミュニティーの一員として、自分のことを認識する「社会性」についてのお話です。

親子の関係が、そのまま外での「社会性」に表れる
親子のスキンシップのよさは、コミュニケーションが増えることです。

私たちは、人間関係を「コミュニケーション」によってつくっていきます。
ですから、小さいうちから親子でたくさんコミュニケーションをとるということは、
人間関係を築く、とてもよい練習になります。

また子どもの話を親がよく聞いてあげることも大事だと思います。
そして子どもが何でも言えるような環境が家庭にあるとよいですね。
そういった環境で育つ子どもは、相手の話をきちんと聞くことができますし、自分の考えだけを押し付けるのではなくて、
「相手にも言い分がある」と考えることができるようになりますので、良好な人間関係を築いていくことができます。

これこそが、「社会性」です。
世界で最小単位のコミュニティーは、「家族」です。
そこでの社会性が、そのまま外に出ていくと考え、大事にしてほしいと思います。

https://benesse.jp/kosodate/202206/20220626-1.html