アフリカ諸国はなぜウクライナを支援しようとしないのか
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/70763?page=4
アフリカ連合(AU)加盟国55カ国のうち、「被害国」であるはずのウクライナに加担する国がほとんどいないことが明らかになったのだ。

 ロシアがウクライナに一方的に軍事侵攻したという事実は国際的に広く認知されているはずだが、それは世界中の国々で共有されている統一見解ではない。

 6月20日、ゼレンスキー氏はアフリカ諸国の代表たちとビデオ会議(Zoom call)を開こうと画策していた。

 ドイツとフランスも会議の開催を随分前からあと押ししたが、会議は失敗に終わる。

 というのも、55カ国の国家元首のうち、参加したのは4カ国だけだったからだ(セネガル、コートジボアール、リビア、コンゴ)。

 ウクライナ戦争はロシアによる不当な侵略から始まったはずだが、ほとんどのアフリカ元首はゼレンスキー氏の話に耳を傾けることを拒否しただけでなく、ウクライナが「犠牲者」であるとの捉え方もしてないのだ。