小中校8割建て替えへ 渋谷区、今後20年間で 一部一貫校再編、交流拠点化も
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 渋谷区は、区立小中学校全26校の8割超にあたる22校について、今後20年間で順次、建て替えを進める方針を決めた。一部は小中一貫校として再編することで教育効果を高めるほか、地域住民との交流を深めるために体育館や図書室などを開放。防災拠点としての機能も強化する。築90年で文化財に指定されている広尾小などについては、意匠や歴史の継承も検討していく。(渋谷功太郎)

 区教委によると、現在の校舎は1960〜70年代にできたものが多く、21校が旧耐震基準下で建てられた。建築後、60年以上が過ぎているものも10校ある。補強工事によって耐震性は確保されており、区教委は改修も検討したが、老朽化が進んでいて費用に見合った長寿命化は難しいと判断した。