大手メディア調査による巷の岸田内閣への支持率は6割超。しかし、株式投資を愛するザイ読者の評価は厳しく、支持率は36%だった(回答者は20代~70代以上の565人)。「支持しない」派が64%と多かったのは、就任初期に「金融所得課税の強化」など、相場にマイナスな発言が多かったことが影響したようだ。

 ここからは、読者のナマの声を紹介していく。まずは「支持する派」の意見から見ていこう。

【支持する派の声】

●先の2人の総理に比べて外務大臣の経験もあり、特にロシアへのスピーディーな政策は評価できる。国民へのアピールも誠実さが感じられる。(徳島県・73歳男性)

●人柄、説明力。着実に仕事をこなしてくれそう。(東京都・44歳男性)

●女性の賃金を企業に公表させ、男女の賃金格差をなくそうとしている。(東京都・45歳)

●世間の声をしっかり聞いている。(神奈川県・45歳男性)

●全体的に物足りなさはあるが、無難・堅実な印象。(兵庫県・46歳男性)

●フラフラしている感じはするが、運を持っていそう。日本のために何かやってくれそう。(福岡県・55歳男性)

●株にはマイナスの流れがあるが、日本をよくするため、改革していこうというパッションを感じる。(大分県・30歳女性)

●安定感がある(東京都・60歳男性)

「支持する派」の意見をまとめると、外交政策は評価できる、という声が目立った。続いては、「支持しない派」の意見も紹介していくが、こちらは「金融所得課税」への不信感が背景にあることがよくわかる。