(桃園中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は2日、日本統治時代の1895(明治28)年に起きた抗日武装蜂起「乙未戦争」(台湾平定作戦)127周年を記念する北部・桃園市で開かれた式典に出席し、蜂起参加者の精神を受け継ぎ、引き続き団結して台湾を守るべきだとの認識を示した。

蔡氏はあいさつで、故郷を守り、命を捧げた蜂起参加者は歴史上初めて台湾を防衛するために犠牲になった人々であり、多くの人に記憶される殉国者だと指摘。乙未戦争は台湾で起きた最大規模の防衛戦だとした上で、義勇軍による前線での作戦の他、「愛する故郷を守る」ために庶民が食料や後方支援を提供し、エスニックグループを問わず、団結したと語った。

会場には蜂起の犠牲者を象徴する1万4000本のバラの花が用意され、出席者らが池に浮かべて追悼した。

https://japan.focustaiwan.tw/politics/202207020004