7カ月間充電なしで走行可能なEVが誕生 
https://news.yahoo.co.jp/articles/6bb84bb9ead2653703b0e0ab3b21b16b1fccec50
オランダを拠点とするスタートアップLightyearは、長期間プラグを接続して充電することが不要なEV(電気自動車)、その名も『Lightyear 0』をローンチした。

 『Lightyear 0』はボディの3分の1に相当する5平方メートルのソーラーパネルを搭載。最適な条件では、太陽光だけで1日に69kmの走行が可能だ。

 例えば通勤距離が35kmであれば、オランダのような曇りがちの気候なら約2カ月間、晴れた日が多いポルトガルなら7カ月間、充電しなくてよいという。バッテリーは、完全に充電された状態で544km走行できる容量がある。

 ソーラーパネルを車のシャーシに直接統合するという発想は以前からあったが、技術的な障壁が立ちはだかっていた。その問題をクリアしたのが『Lightyear 0』だ。

 重量は1575kgと軽く、空気抵抗を考慮した流線形の省エネ設計を採用。特徴的なホイールは風を切り、エネルギー消費量を3.5%削減。最高スピードは時速100kmでややパワー不足は否めないが、日本の高速道路を走るのには十分だろう。

 充電の手間と費用が格段に軽くなるが、販売価格は25万ユーロ(約3500万円)となる。