大阪梅田駅を出発した阪急電車各路線が、淀川を渡って神戸・宝塚・京都の3方向に分かれる分岐点にある。阪急電車ユーザーのみならず、関西在住の人ならば知らぬものはいないくらいのターミナルだ。

 それでいて、「十三」と書いて“じゅうそう”と読むというその難読ぶりは全国にすら轟く。関西には「放出」(はなてん)、「喜連瓜破」(きれうりわり)など難読駅名がいくつもあるが、その中でも知名度でいえば十三が圧倒しているといっていい。

 かくのごとく、バツグンの知名度と存在感を誇りながら、では十三で降りてみたことがあるという人はどれだけいるのだろうか。

 梅田駅からたったふた駅、数分の場所にあり、すべての列車が停まるターミナルなのに、だいたいの人は乗り換えに使うことはあってもわざわざ降りる機会は少ないのではなかろうか。そういえば、「十三はヤバいからあまり降りない方がいいよ」などと友人から言われたこともあったような……。

関西人には読める阪急線“ナゾの途中駅”「十三」には何がある?
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a47dd88e2e7f2f5341292b92884fc5dd13147f3