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安倍元首相、ネットでの誹謗中傷について振り返る「いちいち受けて怒ることは…」

 25日深夜、『カンニング竹山の土曜The NIGHT』(ABEMA)が放送され、安倍晋三元総理大臣がおよそ8年間政権を維持できたポイントについて語った。

 番組では安倍氏をゲストに招き、竹山とのおよそ1時間にわたる対談の様子のVTRを放送。対談に同行したジャーナリストの青山和弘氏が解説をした。

 安倍氏は2006年に1度目の内閣総理大臣に就任したが、2007年に健康問題などを理由に辞任。その後2012年に再び内閣総理大臣になり、2020年まで7年8か月にわたる憲政史上最長の政権を維持してきた。



 一度目の内閣時代には精神的な負担も大きかったと振り返る安倍氏だが「二度目に(首相に)なったときには、受け止めながらプレッシャーをどのようにはねのけ、受け流していくか。そういう術はある程度身につけることができた」と明かした。



 竹山はインターネット上での誹謗中傷や、常に賛否両論が巻き起こることについて「そのときに総理の精神状態ってどうなのかな? 受け流すようにしている?」と問いかけると、安倍氏は「たとえば罵詈雑言、事実に全く基づかないものもある。いちいち受けて怒ることは、これはストレスに繋がる。寿命も短くするから、これはなるべく受け流しますし、週刊誌などは基本的に読まないですね」と、自衛策をとっていたことを明かした。

 安倍氏のすごい点について青山氏は「総理大臣って批判されると押し黙る人が多いんですけど『闘う政治家』なので反論する。ときにそれが野次だと批判されたりしたんですけど、そこの姿勢は普通の総理大臣とちょっと違った、安倍さん独特のものだったと思う」と解説。



 青山氏の「『やり過ぎた』みたいな思いは?」という問いに、安倍氏は「それはないです」と即答。国会の質疑で野党にどう対応していくかについて、伝統的な自民党の国会対策は「ただ単に耐えてときをやりすごす」というものだが、安倍氏はむしろ論争することが問題の本質を国民に知ってもらえるという思いがあったそう。

 かつての吉田茂元首相はそうだったと続けた安倍氏は「反論してくることによって、政権を8年近く持続することができたのかなと思っています」と、政権維持のポイントでもあったと語った。
https://news.goo.ne.jp/article/abematimes/trend/abematimes-10029305.html