「3月から上記の曜日を定休日とさせて頂きます」。

徳島県内で人気のベーカリーチェーン
「京都ブレッドTAKEMASA」羽ノ浦店(小松島市)に、
稼ぎ時の日曜を定休日とする張り紙が貼られた。

渡辺良明社長(41)は
「本当は店を開けたいですよ。平日より売り上げの良い週末ですから……」
と悔しそうに打ち明けた。

渡辺社長によると、
4年前に京都のパン店からノウハウを学び、独自に開業。
羽ノ浦店の土日2日間の売り上げは平日5日間に匹敵する。

日曜休業のきっかけは
県内の3店舗で9人いたインドネシア人技能実習生の帰国だった。
パン焼き作業を担当し、1カ月の平均労働時間は約170時間と、
フルタイム並みの戦力。
3年間の実習期間を終え、昨秋に4人、今年4月に残る5人が帰国した。

日本人アルバイトを確保して営業を続ける方針だったが、難航。
このため、4人の帰国に合わせて昨年12月に阿南市の店舗を休業。

残る5人の帰国が迫った今春、他店スタッフらで人繰りを模索したが、
日曜出勤ができるスタッフがおらず、定休日にせざるを得なかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fceacb3275829834f4c8924af0265a7d6a2fc743