民間シンクタンクの公益財団法人「国家基本問題研究所」の櫻井よしこ理事長は8日夜、
街頭演説中に銃撃された安倍晋三元首相が死亡したことを受けたインターネット番組「言論テレビ」の緊急特番に出演し、
「世界が激変し、日本の運命がかかっているこの時期に、安倍(元)総理がテロで倒されてしまった。心から憤っている」と述べた。
「対象が保守でも、リベラルでも、どのような人、組織に対しても、テロは許されない」などとも訴えた。

櫻井氏は安倍氏について「どんなに摩擦が起きても、たたかれても、蹴飛ばされても、はじき出されても、
自分が選んだ道だとして流れに逆らい、問題提起をされてきた」とした上で「これまで多くの犠牲を払ってきた。
今回はとうとう暗殺された」と声を落とした。

さらに「安倍さんの政策が日本の中長期の国益にかなっていることは明らかだ。志を同じくする言論人として、
憲法改正や外交防衛政策で、安倍さんのアイデア、国家戦略を一つ一つ、私たちの力で実現しないといけない。
日本国のために、安倍さんの遺産を実現しないといけない。今回の信じがたい死を受けて、改めて決意した」と涙ながらに訴えた。

https://www.sankei.com/article/20220708-46HIK7PC4NMHPB6IKITNMVX7Z4/