06年に発足した第1次政権は、安倍氏の体調問題等もあり、1年足らずでの退陣を余儀なくされた。「この1年間というのは相当なプレッシャーがありましたね」と打ち明けた。「毎日毎日、すべてが(首相)動静に出ますから、常にさらされているという。自分の生活がさらされているというのが、プレッシャーになります。国会で厳しい質疑に耐えなければなりませんし、日々マスコミ等の批判にも耐えなければいけない」と、心安まらない日々を振り返った。

 一方で、第2次政権下では受け流す“スルースキル”を身につけたという。「その後、5年の時を経て2度目になった時には、受け止めながらプレッシャーをはねのけていったり、受け流していったり。そういうすべはある程度、身につけることができたのかな」。また「罵詈(ばり)雑言的な批判もあるし、事実に基づかないこともある。いちいち受けていけば、ストレスにつながりますし、寿命も短くしていきますし、なるべく受け流していく」とし、「週刊誌は基本的に読まないですね」とも明かした。

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