立憲民主党や共産党が「多様性の統一」「ジェンダー平等」を一大テーマに据えて選挙に臨んでしまったのは、たんに自民党の「逆張り」を狙ったからというより、これこそが本当に「日本国民全体にとって、いま最大の関心事」であると、候補者も支持者も党員も少なからず純粋に信じていたからだ。

「SNSの世論」を信じて10月31日を迎えたかれらを、国民は見事に《裏切った》のである。
いうなれば、立憲・共産連合とその周囲の人びとは、SNSによって自然発生的に仕掛けられた「壮大なドッキリ」にかかってしまったのである。落し穴に転落するまで、だれひとりとしてその「ドッキリ」に気づかなかった。