AFP=時事】捕鯨が禁止されて以降、初めて南極海でミナミナガスクジラの大群が餌を食べる様子が撮影されたことが7日、明らかになった。研究者は、明るい兆しだと歓迎している。

【写真】2018年に南極で撮影されたナガスクジラ

 ミナミナガスクジラは、シロナガスクジラに次いで世界で2番目に大きいクジラ。商業捕鯨により20世紀に個体数が一気に減少し、絶滅寸前まで追い込まれた。

 科学誌「サイエンティフィック・リポーツ(Scientific Reports)」に掲載された報告の筆頭執筆者で、独ハンブルク大学(University of Hamburg)のヘレナ・ヘア(Helena Herr)氏によると、ミナミナガスクジラの個体数は当初の1~2%まで減少したという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/6b12b0b9979300874554e0997545a2bfe41b080b