捜査関係者によると、山上容疑者は特定の宗教団体の名前を挙げて「絶対成敗しないといけないと恨んでいた」と説明。
母親が遅くとも2000年頃から信者で、多額の献金をして破産し、自分の生活も苦しくなったことから、
昨年夏には団体トップの殺害を考えるようになったという。

 昨年9月には、団体の代表らが設立した民間活動団体(NGO)の集会で安倍氏のビデオメッセージが流れる動画が
インターネット上に投稿された。

 山上容疑者は「トップとの接触は難しく、動画を見て安倍氏と団体につながりがあると思い、
絶対に殺さなければいけないと確信した」と供述。当初は爆弾を作ろうとしたが、標的を絞りやすい銃に変えたといい、
「爆弾は関係がない人まで死ぬからやめた」とも述べている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220711-OYT1T50268/