誤給付金、ほぼ全額の回収完了 山口・阿武の4630万円

山口県阿武町の誤給付金4630万円の一部を振り替えたとして、電子計算機使用詐欺容疑で住民の田口翔容疑者(24)が逮捕された事件で、町の代理人弁護士は11日、未回収だった約340万円を回収したと明らかにした。諸費用などの一部を除き、誤給付金のほぼ全額の回収を終えた。

 出金先の決済代行会社3社から入金があった約4290万円は、既に回収している。

 町の代理人によると、約340万円について6月上旬、デビットカードの加盟店から容疑者の口座に入金があった。町側は差し押さえなどの手続きを進め、今月7日に回収を終えた。加盟店が返金した理由は分かっていない。
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