尹大統領の支持率 37%に急落=政党支持率は最大野党が与党上回る
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【ソウル聯合ニュース】韓国世論調査会社のリアルメーターが11日に発表した調査結果によると、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の支持率は前週比7.4ポイント下落の37.0%、不支持率は6.8ポイント上昇の57.0%となった。尹大統領の5月10日の就任後、同社の調査で支持率が40%を割り込んだのは初めて。

 性接待を受けた証拠の隠滅を教唆した疑惑で李俊錫(イ・ジュンソク)党代表に対する懲戒処分を決めた保守系与党「国民の力」の一連の状況が反映された結果とみられる。8日に発表された韓国ギャラップの調査結果でも尹大統領の支持率は40%を下回った。

 リアルメーター関係者は尹大統領が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためスペインを訪問した際、民間人である尹氏夫妻の知人が同行した問題や尹大統領の親戚が大統領室で勤務している問題などが支持率下落の要因とみられると分析した。また、尹大統領の支持率が国民の力の支持率を下回ったのは中核支持層が大統領と党を分離して評価する兆候であり、同支持層の離脱を示す現象だと分析。国民の力の李代表を巡る問題まで考慮すれば「非常に危険なシグナル」と指摘した。