米Metaは7月7日(現地時間)、「Quest VR」にログインする新たなアカウント、「Metaアカウント」と、専用プロフィール「Meta Horizonプロフィール」を8月に導入すると発表した。Facebookアカウントを使わずにログインできるようになる。

同社は2014年にVR企業Oculusを買収し、2020年にはOculusのヘッドセットの利用にFacebookのアカウントを使うようユーザーに要求した。アカウントの移行には2年の猶予があり、2023年1月までに移行していないOculusアカウントは削除されることになっていた。

今回の変更で、まだOculusアカウントを使っているユーザーは、8月にMetaアカウントに移行することで、Facebookアカウントと個人情報を統合せずに済む。

Metaアカウントはヘッドセットへのログイン、購入アプリの管理に使うもので、プロフィールは別途「Meta Horizonプロフィール」を作成する必要がある。なお、Metaアカウントは複数作成可能。

Facebookの友達とVRでもつながりたい場合は、アカウントセンターにMetaアカウントを追加する。これをしなければ、VR体験とFacebook(およびInstagramをアカウントセンターに追加している場合は)Instagramを分けておける。

Meta Horizonプロフィールは、VRやWebブラウザで使うソーシャルプロフィール。ここで自分のアバターをデザインしたり、ユーザーネームを設定したりする。従来の「友達」は(Instagram形式の)「フォロワー」に自動的に移行する。

プロフィールの公開レベルは、Facebookと同様に「全員にオープン」「友達と家族」「自分1人」の3段階。これとは別に、プロフィールをプライベートにする設定もある。このオプションを選ぶと、フォロワーにのみ誰をフォローしているかなどが表示される。

13〜17歳のユーザーの場合は初期設定でプロフィールはプライベートになる。

Meta、「Quest VR」ログインのFacebookアカウント使用を断念し、「Metaアカウント」導入
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2207/11/news057.html