台湾当局が株式市場に介入 2020年以来 指数急反発

https://jp.reuters.com/article/taiwan-markets-idJPL6N2YU05H

[台北 13日 ロイター] - 台湾財政部は12日遅く、国家金融安定基金(国安基金)により株式市場に介入すると発表した。このところの株価急落を受けた措置。

これを受けて13日の台湾株式市場の加権指数は急反発し2.7%上昇して引けた。年初から20%以上値下がりし、12日には1年7カ月ぶり安値を付けていた。

国安基金による介入が認められたのは8回目。2020年の新型コロナウイルス流行初期の株安局面以来。基金の規模は5000億台湾ドル(167億5000万ドル)。

国安基金は財政部が運用しており、ボラティリティーが高まったと判断した場合に株式市場に介入できる。

市場関係者は「(介入の発表で)市場の自信が大幅に高まった」と述べた。

台湾株は各国の金利上昇が経済成長に悪影響を及ぼすとの懸念で売られている。